さくらバストクリニック院長富田さくらです。 豊胸術にはいくつかの選択肢がありますが、近年ご相談が多いのが「脂肪注入豊胸」です。
自分の組織を使うため「安心・自然」というイメージが強い施術ですが、医学的には「脂肪の生着(定着)」と「合併症(しこり)のリスク」という、避けては通れない2つの大きなテーマがあります。
本資料では、一人の医師として、「脂肪豊胸の真実」を網羅的に解説します。
1. 脂肪注入豊胸術の基本メカニズム
脂肪注入豊胸とは?(生着と吸収の仕組み)
脂肪注入豊胸は、ご自身の太ももやお腹から採取した余分な脂肪を、バストの各層(皮下、乳腺下、大胸筋内など)に細かく分散して注入する施術です。

ここで知っておいていただきたいのは、「入れた脂肪がすべて残るわけではない」ということです。
・生着(定着)
注入した脂肪に血管が通り、栄養が運ばれることで自分の組織として残ること。
・吸収
血流が届かなかった脂肪が、体に吸収されて消えてしまうこと。
医学的データでは、平均的なボリューム保持(定着)はおおむね50〜60%前後と報告されています。術直後の腫れが引いた後、数ヶ月かけて約半分程度のボリュームに落ち着くのが一般的な経過です。
脂肪豊胸が向いている人・向いていない人の比較

2. 手術の流れ:結果を左右する「4つの重要工程」
① カウンセリングとデザイン
単に大きくするのではなく、「どこにボリュームを足すと美しく見えるか」を設計します。 デコルテの削げを埋めるのか、外側のラインを整えるのか。元々の左右差や皮膚のゆとり、乳腺の状態を確認し、最適な注入量を算出します。

② 脂肪の採取
脂肪吸引の技術が、術後のダウンタイムを左右します。組織を傷つけにくい専用機器を用い、脂肪を採取します。痛みや内出血は、胸よりもこの「採取部位」に強く出る傾向があります。
③ 脂肪の精製(不純物の除去)
採取した脂肪には血液や死滅した細胞が含まれます。これらを放置して注入すると「しこり」の原因になります。遠心分離や洗浄技術(コンデンス技術など)を用いて、生着に有利な良質な脂肪細胞のみを取り出します。
④ 注入(しこりを防ぐマルチレイヤー法)
一箇所に大量注入せず、数ミリ単位で多層に分散して注入(マルチレイヤー注入)するのが基本です。これにより脂肪の隅々まで栄養が行き渡り、生着率が高まると同時に「しこり」のリスクを最小限に抑えられます。
3. 脂肪注入豊胸のメリット
究極に自然な見た目・触感
自分の脂肪であるため、仰向けになっても自然に流れ、触れた際もシリコン特有の違和感がありません。
「部分痩せ」を同時に実現
太ももやお腹など、気になっていた部位がスッキリし、気になる部分の同時痩せが叶います。
異物反応の回避
シリコンバッグのような破損やカプセル拘縮(バッグが固くなる現象)の心配がなく、心理的ハードルも低くなります。
4. デメリットと医学的リスク
生着率の個人差
「1回で2カップ上がった」という方もいれば、吸収が多くて変化が緩やかな方もいます。そのため、当院では1回で無理をせず、段階的に大きくすることをご提案する場合があります。
しこり(石灰化・オイル嚢胞)のリスク
血流が届かなかった脂肪が油の塊(オイル嚢胞)になったり、石灰化したりすることがあります。これらは良性の変化ですが、将来の乳がん検診で紛らわしい所見として映ることがあります。受診時には必ず「脂肪注入の既往」を伝える必要があります。

5. ダウンタイムと術後の生活
痛みのピーク
術後2〜3日がピークです。バストは筋肉痛程度ですが、脂肪吸引部位に強い痛みを感じることがあります。
内出血・腫れ
1〜2週間で目立たなくなり、3週間程度でほぼ消失します。
生活制限
脂肪の定着を助けるため、1ヶ月程度は「強い圧迫(ワイヤーブラ)」「激しい運動」「うつ伏せ寝」を避けていただきます。
完成の目安
吸収が落ち着く3ヶ月前後が完成の目安です。
6. ドクター選びのチェックリスト
①しこり対策の説明
注入の層分けや分散方法が具体的か。
②症例数
脂肪豊胸の症例件数が豊富にあるか。
③採取部位のデザイン
吸引後の皮膚のたるみや凸凹への配慮があるか。
④合併症の明示
デメリット(石灰化・感染など)の説明しているか。
⑤乳がん検診への理解
術後のエコー所見などの付き合い方を説明できるか。
⑥アフターケア
術後の定期診察やエコー検査の体制が整っているか。
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さくらバストクリニックの特徴

当院では、元乳腺外科医の院長がカウンセリングから執刀、アフターケアまで一貫して担当いたします。
専門的な設備
乳腺エコーによる精密な事前診断など、最新機器も完備しています
スタッフは全員女性
スタッフは全員女性のため、デリケートなお悩みもお気軽にご相談いただけます!
多彩なメニュー
脂肪注入、シリコン、ハイブリッド豊胸から最適なプランをご提案します!
まとめ
脂肪豊胸は、「部分痩せを同時に実現できる豊胸術」として近年とても人気の施術となっています。しかし、メリットばかりではありません。リスクを正しく理解し、信頼できる医師に施術を依頼することが、成功への近道です。
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